青少年消防五輪:あす開幕 日本代表・三郷クラブの5人「金メダル目指す」 /埼玉

毎日新聞 2015年07月17日 地方版 

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20150717ddlk11040201000c.html

ポーランドのオポーレ市で18日から開かれる「第20回ヨーロッパ青少年消防オリンピック」に三郷市少年消防クラブ(会員数86人)から5人が出場することになり、16日、同市中央5の消防本部で壮行会が行われた。5人は日本代表チームの一員として各国代表と消防技術を競う。同大会に日本代表が正式参加するのは初めて。

 

 出場するのは県立草加高1年、大野宣輝(せんき)さん(16)▽同市立栄中3年、今野龍一さん(15)▽同3年、高井友輝(ゆき)さん(14)▽同市立北中2年、岡本基康さん(13)▽同2年、阿部華奈さん(13)。

 日本代表は三郷クラブ、日野消防少年団(東京都)、うずしお少年少女消防クラブ(徳島県)、伊平屋村少年消防クラブ(沖縄県)の4団体から各5人を選出して20人で結成。三郷クラブは伊平屋クラブと組み、消防障害物競走や400メートル障害リレーに出場する。大野さんは「出るからには優勝、金メダルを目指して頑張る」と意気込んだ。

 同大会は欧州を中心に約20カ国が参加し、隔年で開催。日本は東日本大震災の経験から、将来の防災を担う人材を育成するため、公益財団法人の日本消防協会が参加を決めた。【鈴木篤志】

埼玉知事選に2人出馬表明

2015.7.10  産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/150710/rgn1507100020-n1.html

8月9日投開票の知事選で、草加市の元米菓製造会社社長、石川英行氏(52)と、春日部市の元埼玉県立高教諭、武田信弘氏(61)の2人が9日、県庁で会見し、無所属での出馬を表明した。

 映画やドラマの製作に携わった経験がある石川氏は「埼玉県は観光資源が少ない。アニメなどの世界に通用する新しいものを使って、国内外から観光客を集めたい」と話した。武田氏は平成19、23年の県知事選にも出馬しており、「これまでも訴えてきた入学試験の不正問題や、災害対策などについて取り組んでいきたい」と述べた。

草加市役所:ハローワーク職員が常駐 困窮者ら就労支援へ協定 /埼玉

毎日新聞 2015年06月24日 地方版

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20150624ddlk11010203000c.html

草加市厚生労働省埼玉労働局は23日、生活保護受給者や生活困窮者らの就労支援に向けた協定を結び、同市役所内にハローワーク職員が常駐する「ジョブスポット草加」を開設した。自治体とハローワークが一体となって就労支援や職業紹介を行うのは、県内の自治体では9番目。

 

 ジョブスポットは、市役所別館1階の福祉課の一角に開設され、職業紹介や求人情報を検索できる機器2台を設置した。ハローワーク草加の就職支援ナビゲーター2人が平日に常駐(午前9時〜午後5時)して相談に応じ、生活保護受給者らはその場でハローワークと同じサービスが受けられる。

 市福祉課は「協定の締結で最新の情報が市役所でも分かるようになり、就職に向けた会社とのやり取りや面接などにも迅速に対応できる」としている。

 同市の生活保護受給者は、一昨年4月の3599人から今年4月の3833人と、2年間で234人増加している。【鈴木篤志】

安保法案に反対の声 市民ら80人、草加で訴え

2015年6月10日(水) 埼玉新聞 

http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/06/10/10.html

 

声を挙げる市民ら=9日午後、東武スカイツリーライン草加駅前

 草加市を拠点に活動する市民グループ九条の会草加」「独協学園九条の会」「草加革新懇」「憲法改悪阻止草加共同センター」の4団体は9日、東武スカイツリーライン草加駅前で、署名・宣伝行動「『ストップ 戦争への道』6・9オール草加総行動」を開き、80人が参加した。

 独協学園九条の会が中心になり、昨年7月に独協大教授の森永卓郎氏が、今年5月には集団的自衛権などをテーマに憲法学者の山内敏弘氏が独協大で講演したことをきっかけに総行動が実現した。

 今回は集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障法案が審議されていることから「憲法をこわすな 戦争をさせない」という思いを広く市民に訴えようと企画された。関係者らによると、国の法案をめぐって、草加市内で100人近い大規模行動が行われたのは初めてという。

 駅周辺には大勢の関係者らが集まり、署名活動や集団的自衛権に関する考えを示すシール投票、リレートークなどが行われた。マイクを握った「独協地域と子ども法律相談所」の柳重雄弁護士(66)は「この数日、安保法案は憲法違反だという声が高まっている。戦後最悪の悪法が成立しようとしている。9条を守るために頑張りたい」と危機を訴えた。

 教壇に37年間立ってきた元小学校教諭の山内芳衛さん(64)は「今年は戦後70年。年に1回の集まりではなく、今後も共に平和や反原発の宣伝活動をするための企画を予定している」と話した。

 東日本大震災をきっかけに反原発などを訴え、立ち上げた市民団体「キビタキとわらしの会」副代表の今村典子さん(68)は「草の根の運動はとても大切。一人一人が声を挙げることが大事」と署名活動に取り組んだ。

街ぐるみエコ化を所沢・草加に拡大 県、太陽光パネル設置費など補助

2015.6.9 産経ニュース 

http://www.sankei.com/region/news/150609/rgn1506090053-n1.html

 県が太陽光パネルなどの設置費用を一部補助し、街ぐるみでエコ化を進める「埼玉エコタウンプロジェクト」が今年度、所沢と草加の2市で展開される。住宅メーカー4社と協力し、数十戸規模の住宅地で省エネリフォームを進める新事業「ミニエコタウン」も14市町の19街区で開始。2事業の補助額は計1億3200万円を予定、エコタウンの対象戸数を従来の880戸から3759戸に増やし、電力の地産地消を推進する。(川畑仁志)

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 県エコタウン課は27年度事業「展開エコタウン」のモデル市を3月から公募。応募があった4市から、街全体でのエコタウン構想を掲げる所沢と自然との共生をうたう草加の2市を選定した。

 展開エコタウンの重点実施街区には、所沢市が市南部の閑静な住宅街「松が丘地区」(1381戸)を、草加市は住宅と商店が混在し、下町の雰囲気が残る「東武伊勢崎線谷塚駅西口地区」(1200戸)を設定した。両地区とも平均築年数が約20年で、改修時期を迎えている戸建てが多い。住民に対し太陽光パネルや二重窓、高効率給湯器の設置や、壁・屋根への遮熱塗装などを呼びかけ、設置費用の1割を上限20万円まで補助する。

 ミニエコタウンは住宅メーカーのアキュラホーム、積水ハウスリフォーム、ポラスグループ、パナホームリフォームと協力。各事業者が過去に開発した14市町19街区の1178戸の住民に省エネリフォームを働きかける。新規事業のため広く活用を呼びかけようと補助割合を2割(上限20万円)に設定した。

 エコタウンプロジェクトは県主要施策の3大プロジェクトの一つ。26年度までの3年間に本庄、東松山の2市で実施した先行モデルでは、電力エネルギーを実施前と比べ22・5%削減。この成果を県全体まで拡大した場合、福井県とほぼ同規模の27・4万世帯の電力を太陽光でまかなえると試算している。

 同課は「自治会などにも呼びかけ、地域全体で積極的に参加してもらいたい。ミニエコタウンは事業者の営業力にも期待したい」としている。

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 ◆ミニエコタウンの対象街区 坂戸市にっさい▽滑川町月の輪▽吉川市きよみ野▽鶴ケ島市新町3・4丁目、脚折町▽熊谷市曙町▽久喜市松永▽上尾市原市▽伊奈町小針▽松伏町ゆめみ野東▽杉戸町高野台西▽春日部市新方袋、南▽三郷市戸ケ崎▽入間市下藤沢▽さいたま市緑区道祖土

技能実習生タンク転落死で送検

05月13日首都圏ニュースWEB 

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20150513/4735591.html

去年11月、埼玉県草加市のメッキ処理会社で高温の薬品が入ったタンクに中国人の技能実習生が転落して死亡する事故があり、労働基準監督署はタンクの周りに転落防止の柵を設置していなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで会社と社長を書類送検しました。

書類送検されたのは、草加市のメッキ処理会社、新生鍍金工業と43歳の社長です。
去年11月、技能実習生の35歳の中国人の男性が、作業中に高温の薬品が入ったタンクに誤って転落し、全身にやけどをして3日後に死亡しました。
春日部労働基準監督署の調べによりますと、実習生はメッキ処理をする金属をタンクの薬品の中に出し入れする作業を行っていましたが、タンクの周りには柵などがなかったということです。
このため労働基準監督署は、転落防止の措置がとられていなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで会社と社長の書類をさいたま地方検察庁に送りました。
調べに対し社長は「危険性は感じていたが、会社の業務を優先させていた」と話し容疑を認めているということです。

春の褒章 草加の本間さんら県内から25人受章

2015年4月28日(火) 埼玉新聞 

http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/28/05.html

緑綬褒章/朗読奉仕者・本間美江さん(草加

 視覚障害者に「広報そうか」を音声で届けて37年。「私ひとりでやってきたことではない。みんながいたから長く続けられた」と振り返る。

 1977年、草加市への引っ越しを機に家庭を支えるため、新聞配達を始めた。朝刊配達後、夫と長女を送り出した後から夕刊を配達するまでの間、自由時間が生まれた。

 そこで「日中はボランティアがしたい」と、市主催の朗読奉仕員養成講座に参加。講座を修了した有志約40人で朗読サークル「声」(現音訳ネット・草加)を発足させた。

 以来、新聞配達を18年続けながらも「草加で何が起きているのか。目が不自由な人たちに届けたい」と、月2回の「広報そうか」を中心に音訳をしている。

 当初は自宅でテープに吹き込んでいたため、雑音が入ってやり直すことも多かった。草加市社協にはなかった複製機を借りに越谷市社協に出向くなどの苦労も。それでも「ひとりでも待ってくれるリスナーがいる限り、ボランティアという甘えを持ってはいけない」と活動を続けてきた。

 後進に道を譲ることも考えるが「仲間から『(サークル40周年を迎えるまで)あと3年は辞めちゃ駄目よ』と言われているので、できる限りはやりたいですね」。ほほ笑みの中に強い使命感がうかがえた。