≪復職した小川市議の議員資質を問う≫② 詐欺的な借金~担保は差押えの議員退職一時金
2017.2.9(木) http://www.higashisaitama.com/index.htm#20170209 ≪復職した小川市議の議員資質を問う≫② 詐欺的な借金~担保は差押えの議員退職一時金 |
「世間体が悪い」と催促せず~小川議員の思うツボ? 草加市西部の70歳代男性Bさんは、「特許がある。売れば1000万円になる」と言うことで110万円を貸した。50万円を返済しただけで終わっている。その前に30万円貸しており、90万円が残っている。もう5、6年経つが小川議員からの連絡は全くない。「しょうがない人だ」とBさんは催促していない。また、特許が実際にあったのかは知らない。返す見込みがあることを印象付ける作りごとと見ている。 常習の寸借詐欺師は、もっともらしい口実をつくり、笑顔と巧みな言葉づかい、泣き落としなどあらゆる手を使って騙すという。現金を手にするまでは、ウソをついている自覚、恥ずかしいという感覚などないそうだ。(警察関係者の話) 小川議員は、同じ友人から2度借りているのも目立つ。ほとんどが「議員だから信用した」と言う。催促する人や一目置かざるを得ない人のところには、出向いて返済する意思があることを示し延期を頼み込んでいる。が、返済は進まないという。債権者の中には、「貸したものはくれたと思うしかない」「(小川議員のような)あんな奴に金を貸したなんて世間体が悪い」と諦めている人もいる。これが小川議員の思うツボで、新たな貸主を探し被害者を増やす結果になっている様だ。 一方、数百万円を貸した会社(または社長)が複数あり、関係者によると小川議員の議員報酬に差押えをかけ回収を図っている。 草加市発注事業の受注会社社長からも借金~道義的にダメでは? 小川議員は草加市の事業を請け負っている会社の社長からも借りている。複数の人がいて、金額は30万円前後らしい。いずれも返済していない。小川議員が社長らに便宜を図ったかどうかは不明だが、市民の誤解を招くことは間違いない。友人だとしても、借りる方、貸した方とも道義的な問題がある。 返済していない現在は、小川議員が借りを作った状態にある。いずれ“仕事”で返すつもりではないだろうが、貸主の社長からは「将来、何らかの働き」を期待されているかも知れないし、具体的に依頼される可能性だって残る。 市議会議員の職務権限は極めて限定的だが、よく口利きや業者紹介などに利用される。「貧すれば鈍す」に陥り易いことを肝に銘じるべきだ。 小川議員「自分のためには使っていない」~騙していいの? 友人らを騙してまで借りた金を小川議員は何に費やしたのか? 小川議員は今年1月27日に開いた市政報告会で、週3回の透析を受けていた元妻(戸籍上は離婚したが同居、昨年9月病気のため死去)について聞かれ、「(治療費は)医療費扶助から降りてこない分があり毎月10万円以上かかっていた」と話した。議員報酬が差し押さえられる中、3人の子供を抱えた生活は大変だったことが窺い知れる。報告会ではさらに「自分のために使ったことはない」と述べ、「贅沢してないしギャンブルもしていない」と“浪費”を否定したという。つまり、一家を支える生活費のために借金せざるを得なかった、ということらしい。市議の改選期には供託金名目で30万円を複数から借りており、生活の一端がわかる。しかし、この供託金も返されたのに返済していない。小川議員は、自転車操業的に借金を繰り返して、必死に家族を守ってきたのかも知れない。 しかし、議員という肩書の信用を武器に、返済に使えない議員退職一時金やウソっぽい特許ばなしで知人らから詐欺的に借金し、返済しない期間が長く続いている。これは小川議員の言う「迷惑をかけている人はいる」レベルの問題ではない(市政報告会での発言)。貸した友人の何人かは間違いなく騙された(結果として騙したことも犯罪要件になり得る)。警察が捜査に消極的なことから被害者を増やしてしまわないか心配になる。 友人・知人を騙す者が良識ある議員? 本当に議員でいいのだろうか? |