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≪復職した小川市議の議員資質を問う≫② 詐欺的な借金~担保は差押えの議員退職一時金

2017.2.9(木)

http://www.higashisaitama.com/index.htm#20170209

≪復職した小川市議の議員資質を問う≫② 詐欺的な借金~担保は差押えの議員退職一時金

 
小川利八草加市
  草加市議会の小川利八議員(49)=5期、無所属=は多くの友人・知人から借金している。誰しも借金するには理由があるし、個人間の信頼に基づくものだから悪いわけではない。問題は、借りる際にウソをつき、借りた後は約束通り返済せず、催促されなければとぼけ通していることだ。具体的には、廃止された議員年金の退職一時金の計算書を見せて確実に返済できると信用させ、数人から一時金以上の金額を借りたが、支給されても返したのはわずかに過ぎないことである。
 一時金は約700万円入ることになっていたが、市税滞納などの差押えを受けていたため、ほとんど本人の手元に入る見込みはなかった。この事実を隠し、さも収入があるかのよう誤解させて借金を重ねた。これは詐欺に等しいのではないか。市民生活の中では普通このような人を“詐欺師”と呼んでいる。市民を騙し善意を踏みにじる行為は、議員の資質を問われて当然である。
土下座して懇願、利子3回だけ持参、誓約書も簡単に反故
 草加市柿木町の60歳代の男性Aさんは、2013年9月初め、小川議員に550万円を貸した。「恩ある人に返さなければならない」とAさん宅に日参、庭の芝生で土下座して懇願した。返済のめどを問うと、戻ってくる議員年金の計算書を示し、来年11月に入るので間違いなく返すと説明した。Aさんは「本当に困っているのだ」と思い、借用証を書かせ(年5%の利子を明記)、計算書をコピーして預かった。その後、利子分を3回(約16万円)持参しただけで、一時金が支給されても返済せず現在に至っている。小川議員の携帯電話にかけても無視され、連絡がつかない状態が続いた。
 
2013年5月7日付で作成された小川議員の議員年金退職一時金(見込み額)の計算書
 小川議員の議員資格問題を草加市議会特別委員会が審査していた昨年夏、Aさんは公の場で小川議員に金を貸したが返してくれないことを明かした。それを小川議員が聞きつけたのか11月下旬に連絡があり、面談したところ「12月に返す」という誓約書を書いた。ところが何の連絡もなく年が明け、今度はメールで「返済計画を相談させて欲しい」と伝えてきた。あまりの不誠実さに、Aさんは「口から出まかせでその場をやり過ごし、どんな約束でもする。そして守らない」と呆れてしまった。  Aさんは、2014年の市議選で「地元の議員がいた方がいい」と小川議員を支援、地元をくまなく引き回ししたという。貸金の件で小川議員のいい加減な本性がわかり、さらに「有権者はバカだから」と公言していたことを知って、「人間としてダメな者が議員でいいわけがない」という結論に至った。今は「あのような者を地域の多くの方々に頼んだことを申し訳ない」と悔やんでいる。弁護士に相談し近々、法的対応をとる予定だ。  この議員退職一時金を“担保”に借金を申し込まれた知人は多数おり、何人かは実際に貸した。小川議員が借りた総額は、戻ってくる一時金の額を超え、ほとんど返していない。これは計画的で悪質な詐欺行為と言えるのではないか。
「世間体が悪い」と催促せず~小川議員の思うツボ?
 草加市西部の70歳代男性Bさんは、「特許がある。売れば1000万円になる」と言うことで110万円を貸した。50万円を返済しただけで終わっている。その前に30万円貸しており、90万円が残っている。もう5、6年経つが小川議員からの連絡は全くない。「しょうがない人だ」とBさんは催促していない。また、特許が実際にあったのかは知らない。返す見込みがあることを印象付ける作りごとと見ている。  常習の寸借詐欺師は、もっともらしい口実をつくり、笑顔と巧みな言葉づかい、泣き落としなどあらゆる手を使って騙すという。現金を手にするまでは、ウソをついている自覚、恥ずかしいという感覚などないそうだ。(警察関係者の話)  小川議員は、同じ友人から2度借りているのも目立つ。ほとんどが「議員だから信用した」と言う。催促する人や一目置かざるを得ない人のところには、出向いて返済する意思があることを示し延期を頼み込んでいる。が、返済は進まないという。債権者の中には、「貸したものはくれたと思うしかない」「(小川議員のような)あんな奴に金を貸したなんて世間体が悪い」と諦めている人もいる。これが小川議員の思うツボで、新たな貸主を探し被害者を増やす結果になっている様だ。  一方、数百万円を貸した会社(または社長)が複数あり、関係者によると小川議員の議員報酬に差押えをかけ回収を図っている。
草加市発注事業の受注会社社長からも借金~道義的にダメでは?
 小川議員は草加市の事業を請け負っている会社の社長からも借りている。複数の人がいて、金額は30万円前後らしい。いずれも返済していない。小川議員が社長らに便宜を図ったかどうかは不明だが、市民の誤解を招くことは間違いない。友人だとしても、借りる方、貸した方とも道義的な問題がある。  返済していない現在は、小川議員が借りを作った状態にある。いずれ“仕事”で返すつもりではないだろうが、貸主の社長からは「将来、何らかの働き」を期待されているかも知れないし、具体的に依頼される可能性だって残る。  市議会議員の職務権限は極めて限定的だが、よく口利きや業者紹介などに利用される。「貧すれば鈍す」に陥り易いことを肝に銘じるべきだ。
小川議員「自分のためには使っていない」~騙していいの?
友人らを騙してまで借りた金を小川議員は何に費やしたのか? 小川議員は今年1月27日に開いた市政報告会で、週3回の透析を受けていた元妻(戸籍上は離婚したが同居、昨年9月病気のため死去)について聞かれ、「(治療費は)医療費扶助から降りてこない分があり毎月10万円以上かかっていた」と話した。議員報酬が差し押さえられる中、3人の子供を抱えた生活は大変だったことが窺い知れる。報告会ではさらに「自分のために使ったことはない」と述べ、「贅沢してないしギャンブルもしていない」と“浪費”を否定したという。つまり、一家を支える生活費のために借金せざるを得なかった、ということらしい。市議の改選期には供託金名目で30万円を複数から借りており、生活の一端がわかる。しかし、この供託金も返されたのに返済していない。小川議員は、自転車操業的に借金を繰り返して、必死に家族を守ってきたのかも知れない。 しかし、議員という肩書の信用を武器に、返済に使えない議員退職一時金やウソっぽい特許ばなしで知人らから詐欺的に借金し、返済しない期間が長く続いている。これは小川議員の言う「迷惑をかけている人はいる」レベルの問題ではない(市政報告会での発言)。貸した友人の何人かは間違いなく騙された(結果として騙したことも犯罪要件になり得る)。警察が捜査に消極的なことから被害者を増やしてしまわないか心配になる。 友人・知人を騙す者が良識ある議員? 本当に議員でいいのだろうか?