部下の腕に火押し当て、消防士長を注意処分 埼玉・草加

2014.7.17 msnニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/140717/stm14071702190002-n1.htm

 

草加市消防署青柳分署(同市青柳)に所属する30代の男性消防士長が今年5月末、同分署の30代の男性消防副士長の腕にライターの火を押し当て、やけどを負わせていたことが16日、関係者などへの取材で分かった。

 草加市消防本部は「通常の範囲を逸脱した指導だった」として、消防士長を分署長による口頭注意とし、同市にも事案の経緯を報告した。

 市消防本部などによると、消防士長は5月30日午後11時半ごろ、青柳分署内の食堂で、勤務時間中にテレビを見ていた副士長に「何をしてるんですか」「何回注意しても分からないんですね」などと注意。「火をつけますよ」とライターを副士長の腕に近づけ、火を押し当ててやけどを負わせたという。

 6月9日に青柳分署から報告を受けた市消防本部は、草加市消防署長と青柳分署長が市内各署に事案の経緯を説明。「指導の際は暴力行為がないように」と注意を促したとしている。市消防本部は「2人の間の個人的な出来事と認識しているが、行きすぎた指導があった」と話している。