慰安婦問題を考える 新座で23日までパネルや写真展示

2015年8月20日 東京新聞 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20150820/CK2015082002000160.html

 

慰安婦問題に関するパネルを見る来場者=新座市

写真

 慰安婦問題をテーマにした「戦後七十年フォーラム 女性の人権と平和を求めて」が十九日、新座市生涯学習センター(同市東北二)で始まった。二十三日まで。入場無料。

 同市の市民団体「にいざジェンダー平等ネットワーク」と「働く女性の会」が初めて企画。東京都新宿区の「女たちの戦争と平和資料館」(wam)が制作した慰安婦問題に関する中学生向けのパネル十三枚や、支援者として元慰安婦を撮影している信川美津子さん=草加市=の写真二十六点を展示している。

 来場者によるトークイベント(二十一日午後二時から)、信川さんの講演(二十二日午後二時から)、元慰安婦の支援活動をする大森典子弁護士の講演(二十三日午後二時から)もある。

 中学生向けのパネルをめぐっては、にいざジェンダー平等ネットワークが今年三~四月に市施設「ふるさと新座館」のロビーで展示しようとしたところ、市教育委員会が拒否した経緯がある。同ネットワーク共同代表の谷森桜子さんは「今回の展示で多くの人に見てもらえれば」と話している。 (服部展和)

 
 

 

67歳、日本徒歩の旅 埼玉の吉本伸次さん

2015年8月17日 琉球新報 

http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-247392-storytopic-5.html

埼玉県からリヤカーを引いて沖縄まで歩いてきた吉本伸次さん。また埼玉まで戻る=11日、金武町金武

【金武】11日午後、金武町金武の国道329号を重さ約80キロの大きなリヤカーを引き北向けに歩く男性がいた。どこから来たかとの質問の答えは「埼玉」。男性の名は吉本伸次さん(67)。埼玉県草加市の自宅を4月21日に出発した。新潟まで北上し、日本海沿いを西に向かい九州に上陸。鹿児島からのフェリーで8日に那覇港に着いたという。

 本島を海沿いに反時計回りで1周した後は再度鹿児島から、九州と本州の日本海側を歩いて帰るという。毎日5~6万歩、30キロ以上歩く。リヤカーの中身は衣類とキャンプ道具が主だ。あらかじめ調べた公園を、毎日の寝場所と目的地にする。10日に1日はホテル泊で休息日だ。遠くまで行くと家族が心配するからと、実は沖縄行きを「内緒にしていた」という。
 俳人種田山頭火のような全国を放浪する生き方に憧れた。25歳の時に友人と3人で運送会社を立ち上げ、65歳まで全うした。40歳ごろから徒歩の旅への思いを温め続けていた。
 徒歩の旅は2回目だ。昨年7、8月に東北方面を一周してきた。今回はその続きのつもりだった。開始1週間、4月28日に福井県内でバランスを崩したリヤカーが脚に倒れて骨折した。そのまま気付かず歩き続けたが、一時中断を余儀なくされた。
 福岡で出会った自転車の旅人と、九州の道中で偶然3回もすれ違った。そして11日、金武町のコンビニで4回目の「奇跡の再会」。旅人同士運命を引き寄せた。
 来年は妻と一緒に四国の寺院88カ所を巡るという。旅の魅力を「己をゆっくり見詰めることができる。毎日ただ歩いているだけだけど。いろんなこと考えながらね」と吉本さん。旅は10月末から11月半ばの間に終える予定だ。(長浜良起)

 

 

 

「歴史」謙虚に見つめて 松代大本営追悼碑20周年の集い

信濃毎日WEB08月11日(火)

http://www.shinmai.co.jp/news/20150811/KT150810FTI090022000.php

08月11日(火)

朝鮮人犠牲者追悼平和祈念碑の前で父親への思いを語った新井さん(右奥)=10日、長野市松代町

 

 長野市の松代大本営地下壕(ごう)入り口にある「朝鮮人犠牲者追悼平和祈念碑」で10日、碑の建立20周年を記念する集いがあった。「松代大本営追悼碑を守る会」が主催し、約60人が出席。在日本大韓民国民団(民団)県地方本部の代表者らが、朝鮮人労働者が建設に携わった経緯を記した市の説明板の見直しを求めた。

 地下壕の説明板をめぐり、市が昨年新たに記した内容に、守る会などは今年3月、「強制性が曖昧になる」と、元に戻すよう求める2万人超の署名を市に提出した。

 民団県地方本部の崔再龍(チェチェヨン)顧問は「歴史の事実を謙虚に受け止め、過ちを繰り返さぬよう語り継がないといけない」とし、見直しを考えない市の対応を「とても残念に思う」とした。

 日朝県民会議の村山智彦事務局長や、在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)県本部の李光相(リガンサン)委員長は、安倍政権の安全保障政策の転換などにも触れて、過去の歴史を直視して、戦後70年で築いてきた平和を守る大切さを訴えた。

 朝鮮人労働者だった父親が建設工事で亡くなった新井七郎さん(77)=埼玉県草加市=が今回初めて出席し、守る会などの活動に感謝し「今後とも末永く見守っていただきたい」と願った。

青少年消防五輪:あす開幕 日本代表・三郷クラブの5人「金メダル目指す」 /埼玉

毎日新聞 2015年07月17日 地方版 

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20150717ddlk11040201000c.html

ポーランドのオポーレ市で18日から開かれる「第20回ヨーロッパ青少年消防オリンピック」に三郷市少年消防クラブ(会員数86人)から5人が出場することになり、16日、同市中央5の消防本部で壮行会が行われた。5人は日本代表チームの一員として各国代表と消防技術を競う。同大会に日本代表が正式参加するのは初めて。

 

 出場するのは県立草加高1年、大野宣輝(せんき)さん(16)▽同市立栄中3年、今野龍一さん(15)▽同3年、高井友輝(ゆき)さん(14)▽同市立北中2年、岡本基康さん(13)▽同2年、阿部華奈さん(13)。

 日本代表は三郷クラブ、日野消防少年団(東京都)、うずしお少年少女消防クラブ(徳島県)、伊平屋村少年消防クラブ(沖縄県)の4団体から各5人を選出して20人で結成。三郷クラブは伊平屋クラブと組み、消防障害物競走や400メートル障害リレーに出場する。大野さんは「出るからには優勝、金メダルを目指して頑張る」と意気込んだ。

 同大会は欧州を中心に約20カ国が参加し、隔年で開催。日本は東日本大震災の経験から、将来の防災を担う人材を育成するため、公益財団法人の日本消防協会が参加を決めた。【鈴木篤志】

埼玉知事選に2人出馬表明

2015.7.10  産経ニュース

http://www.sankei.com/region/news/150710/rgn1507100020-n1.html

8月9日投開票の知事選で、草加市の元米菓製造会社社長、石川英行氏(52)と、春日部市の元埼玉県立高教諭、武田信弘氏(61)の2人が9日、県庁で会見し、無所属での出馬を表明した。

 映画やドラマの製作に携わった経験がある石川氏は「埼玉県は観光資源が少ない。アニメなどの世界に通用する新しいものを使って、国内外から観光客を集めたい」と話した。武田氏は平成19、23年の県知事選にも出馬しており、「これまでも訴えてきた入学試験の不正問題や、災害対策などについて取り組んでいきたい」と述べた。

草加市役所:ハローワーク職員が常駐 困窮者ら就労支援へ協定 /埼玉

毎日新聞 2015年06月24日 地方版

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20150624ddlk11010203000c.html

草加市厚生労働省埼玉労働局は23日、生活保護受給者や生活困窮者らの就労支援に向けた協定を結び、同市役所内にハローワーク職員が常駐する「ジョブスポット草加」を開設した。自治体とハローワークが一体となって就労支援や職業紹介を行うのは、県内の自治体では9番目。

 

 ジョブスポットは、市役所別館1階の福祉課の一角に開設され、職業紹介や求人情報を検索できる機器2台を設置した。ハローワーク草加の就職支援ナビゲーター2人が平日に常駐(午前9時〜午後5時)して相談に応じ、生活保護受給者らはその場でハローワークと同じサービスが受けられる。

 市福祉課は「協定の締結で最新の情報が市役所でも分かるようになり、就職に向けた会社とのやり取りや面接などにも迅速に対応できる」としている。

 同市の生活保護受給者は、一昨年4月の3599人から今年4月の3833人と、2年間で234人増加している。【鈴木篤志】

安保法案に反対の声 市民ら80人、草加で訴え

2015年6月10日(水) 埼玉新聞 

http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/06/10/10.html

 

声を挙げる市民ら=9日午後、東武スカイツリーライン草加駅前

 草加市を拠点に活動する市民グループ九条の会草加」「独協学園九条の会」「草加革新懇」「憲法改悪阻止草加共同センター」の4団体は9日、東武スカイツリーライン草加駅前で、署名・宣伝行動「『ストップ 戦争への道』6・9オール草加総行動」を開き、80人が参加した。

 独協学園九条の会が中心になり、昨年7月に独協大教授の森永卓郎氏が、今年5月には集団的自衛権などをテーマに憲法学者の山内敏弘氏が独協大で講演したことをきっかけに総行動が実現した。

 今回は集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障法案が審議されていることから「憲法をこわすな 戦争をさせない」という思いを広く市民に訴えようと企画された。関係者らによると、国の法案をめぐって、草加市内で100人近い大規模行動が行われたのは初めてという。

 駅周辺には大勢の関係者らが集まり、署名活動や集団的自衛権に関する考えを示すシール投票、リレートークなどが行われた。マイクを握った「独協地域と子ども法律相談所」の柳重雄弁護士(66)は「この数日、安保法案は憲法違反だという声が高まっている。戦後最悪の悪法が成立しようとしている。9条を守るために頑張りたい」と危機を訴えた。

 教壇に37年間立ってきた元小学校教諭の山内芳衛さん(64)は「今年は戦後70年。年に1回の集まりではなく、今後も共に平和や反原発の宣伝活動をするための企画を予定している」と話した。

 東日本大震災をきっかけに反原発などを訴え、立ち上げた市民団体「キビタキとわらしの会」副代表の今村典子さん(68)は「草の根の運動はとても大切。一人一人が声を挙げることが大事」と署名活動に取り組んだ。