市道4か所に「空洞」・市が11路線を調査

市道4か所に「空洞」・市が11路線を調査

2017. 5.1(草加市東武読売新聞

http://www.tobuyomiuri.co.jp/newnews/170501douro.8.html

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 草加市では昨年の11月から今年2月にかけて、道路下の空洞化の調査を行った。

 調査を行ったのは、市内に約600㌔ある市道(4月現在)のうち、災害時に避難場所の中心地となる、そうか公園へ向かう「そうか公園通り」「松原団地花栗線」「草加北通線」など市の北側にある11路線の計13・8㌔。主に道幅10㍍以上の道路に限定した。

 調査の結果、4か所に小規模ながら空洞が発見されたが路面陥没の可能性が低いため、緊急修繕を行い、経過観察をするとしている。なお、一番大きな空洞は縦1・3㍍×横1・3㍍で空洞の厚さは17㌢。原因は土地が痩せたためだという。

 なお、今回の調査は技術提案型の入札方式で、昨年11月に発生した福岡市の現場の空洞調査を行い、地下鉄の工事中ミスを指摘したジオ・サーチ(冨田洋社長、東京都大田区)に契約額674万4600円で決定した。

 また、5月には「瀬崎東町線」「谷塚松原線」「草加南通線」など市の南側にある7路線、計10㌔の空洞化調査を予定している。

 担当である同市道路課の山口将主任は「都市の機能を失わせないため、道路の陥没を未然に防ぎ、市民生活の安心・安全を守る事が大切。大きな事故が起きてからでは遅いので、今後も引き続き調査を行っていく」と話している。