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春の褒章 草加の本間さんら県内から25人受章

2015年4月28日(火) 埼玉新聞 

http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/04/28/05.html

緑綬褒章/朗読奉仕者・本間美江さん(草加

 視覚障害者に「広報そうか」を音声で届けて37年。「私ひとりでやってきたことではない。みんながいたから長く続けられた」と振り返る。

 1977年、草加市への引っ越しを機に家庭を支えるため、新聞配達を始めた。朝刊配達後、夫と長女を送り出した後から夕刊を配達するまでの間、自由時間が生まれた。

 そこで「日中はボランティアがしたい」と、市主催の朗読奉仕員養成講座に参加。講座を修了した有志約40人で朗読サークル「声」(現音訳ネット・草加)を発足させた。

 以来、新聞配達を18年続けながらも「草加で何が起きているのか。目が不自由な人たちに届けたい」と、月2回の「広報そうか」を中心に音訳をしている。

 当初は自宅でテープに吹き込んでいたため、雑音が入ってやり直すことも多かった。草加市社協にはなかった複製機を借りに越谷市社協に出向くなどの苦労も。それでも「ひとりでも待ってくれるリスナーがいる限り、ボランティアという甘えを持ってはいけない」と活動を続けてきた。

 後進に道を譲ることも考えるが「仲間から『(サークル40周年を迎えるまで)あと3年は辞めちゃ駄目よ』と言われているので、できる限りはやりたいですね」。ほほ笑みの中に強い使命感がうかがえた。