秋田市の女性、ガーゼ放置で提訴 草加市に賠償求める

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23年前に埼玉県の草加市立病院で帝王切開手術を受けた際、止血用ガーゼを体内に放置されたとして、秋田市の40代女性が30日までに、草加市を相手取り、計459万円の損害賠償を求める訴訟を秋田地裁に起こした。第1回口頭弁論は11月14日。提訴は10月3日付。

 訴状などによると、女性は1991年、帝王切開で長女を出産。手術の際、執刀医がガーゼ1枚を腹部から回収し忘れたほか、立ち会った看護師がガーゼの使用枚数と回収枚数を数え間違えた。

 女性は今年1月、自宅で転倒して腰を強打。秋田市内の病院でレントゲン検査やコンピューター断層撮影(CT)を受けたところ、ガーゼが見つかった。4月に草加市立病院で摘出手術を受けた。