草加市谷塚駅西口/まちづくり基本計画検討/日本測地設計を特定

https://www.kensetsunews.com/archives/236566

  埼玉県草加市は、「谷塚駅西口地区まちづくり基本計画検討業務委託」の公募型プロポーザルを実施した結果、日本測地設計を受託候補者に特定した。500万円(税込み)を上限に契約する。
 業務内容は、実施計画書の作成、まちづくり検討ワークショップの企画・運営、谷塚駅西口地区まちづくり権利者協議会の活動プログラム構築・支援。
 実施計画書では、2023年度に都市計画決定など事業化に向けた手続き実施を視野に入れ、地域住民、同協議会、市がそれぞれ取り組むべき内容とスケジュールを明確にする。また、ワークショップで事業区域や事業手法、詳細な整備水準、地区計画などのまちづくりルールを検討し、20年度にまちづくり基本計画案を作成する。
 履行場所は谷塚町地内で、東武鉄道谷塚駅西口の約7.6ha。
 履行期間は2019年3月31日まで。
 13年度に設立した協議会は、市に対して谷塚駅西口地区まちづくり構想を17年5月に提出した。構想は、住宅系と商業系で分けた3つのゾーンと、地区内の2本の主要道路に面する2つの沿道ゾーンに分ける土地利用の方針を示している。市は17年度に土地区画整理事業、沿道区画整理型街路事業、沿道整備街路事業、街路事業の4つの計画案に整理し、比較検討した。

草加市長選、浅井昌志氏が初当選 18歳までの子ども入院費無料化など公約、幅広く支持集める

草加市長選、浅井昌志氏が初当選 18歳までの子ども入院費無料化など公約、幅広く支持集める

2018年10月29日(月) 埼玉新聞

http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/10/29/05_.html

浅井昌志氏

 任期満了に伴う草加市長選は28日投開票され、新人で元市議の浅井昌志氏(58)=無所属、自民、公明推薦=が、同じく新人でNPO法人代表理事の福田誠一氏(54)=無所属=を破り、初当選を果たした。

 2期目の田中和明氏(69)の引退表明により、新人同士の一騎打ちとなった。浅井氏は4期16年の市議経験と田中市政の継承を強調。18歳までの子ども入院費の無料化などを公約に掲げ、幅広い層から支持を集めた。

 福田氏は経営者感覚での市政運営や市役所改革などを訴えたが、及ばなかった。

 当日有権者数は20万2813人(男10万2691人、女10万122人)。投票者数は7万6835人(男3万7108人、女3万9727人)。投票率は37・88%(男36・14%、女39・68%)で、前回を6・18ポイント下回った。

■浅井昌志氏

【略歴】(1)会社役員(2)市議(3)大東文化大(4)草加市(5)稲荷
【公約】(1)18歳までの子ども入院費無料化(2)高齢重度障害者入所施設の整備(3)地域コミュニティまちづくりの推進

 

埼玉の飛び降り強要、中学同級生の責任認める 最高裁

埼玉の飛び降り強要、中学同級生の責任認める 最高裁

岡本玄

https://www.asahi.com/articles/ASLBD3GMVLBDUTIL00S.html

2018年10月13日06時44分 朝日新聞

  埼玉県草加市立中学校で2012年、校舎2階からの飛び降りを強いられて骨折したとして、当時2年生だった少年(19)が同級生4人とその保護者に損害賠償を求めた訴訟で、同級生に対して計約1200万円の賠償を命じた二審判決が確定した。最高裁第二小法廷(菅野博之裁判長)が10日付の決定で、同級生側の上告を退けた。

 一審・さいたま地裁は、「飛ばなかったら3千円」などと強く迫った同級生2人に限定して責任を認め、計約610万円の賠償を命じた。これに対し、二審・東京高裁は、残る同級生2人の言動も「圧力となった」として4人全員に計約1200万円の支払いを命じた。保護者の責任はいずれも否定され、二審で新たに責任を認定された同級生2人だけが上告していた。(岡本玄)

アグリメディア、草加市から受注 生産緑地活用コンサル

アグリメディア、草加市から受注 生産緑地活用コンサル

2018.9.13 05:51 サンケイBIZ 

https://www.sankeibiz.jp/business/news/180913/bsl1809130500002-n1.htm

    農業ベンチャーのアグリメディア(東京都新宿区)は、埼玉県草加市から「都市農業振興基本計画」の方針を策定するコンサルティング業務を受注した。草加市が同計画を策定するにあたり、農業の現状把握と課題の抽出、計画の方向性を検討する業務の委託先を公募し、選定された。草加市は、税の優遇を受けられる代わりに農地としての維持が義務づけられている「生産緑地」が市内全体の農地の約4割を占めている。

 このうち2022年に約8割が農地として維持する義務が切れるため、その後の活用方法などを策定する。すでに企業やNPOへの貸し出しなどを提案しており、今後検討していく。

草加の乳児虐待 母親再逮捕 暴行、防げなかったのか

草加の乳児虐待 母親再逮捕 暴行、防げなかったのか

一家が暮らしていたアパート。近所の人は乳児がいたことは知らなかったという=草加市

写真

 赤ちゃんへの暴行は防げなかったのか-。草加市の乳児虐待事件で、長女を骨折させた疑いで母親の上久保明日香容疑者(24)が三十日、草加署に再逮捕された。児童相談所は、母親が長女の子育てに「不安がある」とみて昨夏から毎月、家庭訪問していた。再逮捕容疑の骨折事件は、児相が医療機関などとも連携し、長女の成長は「順調」と判断して訪問をやめた後に起こっていた。(浅野有紀、森雅貴、井上峻輔)

 「養育に関して思い詰めている様子はなかったのに…」。越谷児童相談所草加支所の山田真理子支所長は、訪問をやめた当時の母親の印象を振り返る。

 関係者によると、長女は未熟児として生まれた。昨年七月に長女の定期健診に訪れた母親の不安そうな様子を、医師が気に掛けて同支所へ通告。未熟児は病気にかかりやすく、発達が遅れる場合もあるため、児相は養育支援が必要と判断して草加市と共に家庭訪問を始めた。母親は訪問を受け入れ、月一回の定期健診も欠かさなかった。

 児相は毎月、家庭訪問する一方で医療機関子育て支援センターとも情報共有し、長女の成長は順調と判断。十月六日を最後に訪問をやめ、市単独の養育支援へ切り替えた。

 母親の再逮捕容疑では、十一月ごろから日常的に暴力をふるっていたとされるが、十二月二十日に長女が医療機関にかかった際は、異変は見られなかったという。

 県警が親子の存在を把握したのは、今年一月に長女が真冬の自宅トイレに放置された事件の発生後。児相から県警への通報は、児童に負傷が認められる場合に限られる。今回も長女に負傷や育児放棄(ネグレクト)などの兆候が見られないとして、県警には報告されていなかった。

 県警幹部は「言葉が話せない乳児の場合、目に見えるあざや風呂に入ってなさそうな形跡がなければ見抜くのは難しい」と話す。

 草加署によると、母親の上久保容疑者は長女を妊娠後、夫の雄太容疑者(36)=保護責任者遺棄致傷容疑で逮捕=と離婚。ただ、その後も長男(2つ)と四人で草加市の自宅で一緒に暮らしていた。今のところ、長男に対する虐待は見受けられないという。上久保容疑者は調べに対し「長男と比べて夜泣きがひどく、育てづらかった」と供述している。

誰でも駆け込める地域の「保健室」、埼玉の看護師ら活動

誰でも駆け込める地域の「保健室」、埼玉の看護師ら活動

春山陽一

2018年8月26日15時00分 朝日新聞

https://digital.asahi.com/articles/ASL8V2CCYL8VUBQU002.html?_requesturl=articles%2FASL8V2CCYL8VUBQU002.html&rm=517

 

「お互いさまのまちづくり」が人口減少社会を押しとどめる――。そんな信念を持って地域社会と医療現場の距離を近づけようと活動する看護師らが埼玉県草加市にいる。老若男女、誰でも駆け込んで来られるようにとグループ名は「みんなの保健室 陽(ひ)だまり」。健康とおしゃれを考えるファッションショーや昭和の歌コンサートなど、活動の幅は広い。

 代表は草加市在住の看護師服部満生子さん(73)。宮城県生まれで、都内や埼玉県内の医療施設に勤務。医療大学で看護教員をした経験を持つ。2015年に退職した後、経験を地域の活動につなげたいと考えた。東大公共政策大学院地域包括ケアシステムなど医療政策の研究も重ねた。並行して草加市立病院勤務時の元同僚らの協力を得てスタッフを集めた。

 そのさなか、服部さんに転機が訪れる。乳がんになった。全摘手術を受け、抗がん剤治療を始めた。自分が患者になって初めて、医療従事者と患者の意識のギャップを痛感した。「かつての私にはわからなかったことが見えてきた。気持ちが落ち込んだときに受けた近所の親身な声がけや手助けに励まされた」と服部さん。地域社会と結びつきを深めた「お互いさまのまちづくり」の必要性をあらためて感じた。

 ログイン前の続き活動の基本は講演会、勉強会だが、ミニコンサートやがん患者の体験談を聴く会など内容は多岐にわたる。16年4月から月1回、1カ所で始まり、徐々に増えて現在は4カ所で月8回になった。最初の会場は東武スカイツリーライン新田駅前の喫茶店「ツネ」だ。資金も場所もなく困っていたとき、店のオーナー大串好子さんが「使っていいわよ」と言ってくれた。

 7月末の催し「おしゃれして外に出よう」がツネで開かれ、有名スタイリストを呼んでおしゃれのアドバイスを受けた。参加者は28人。20代から80代と幅が広い。参加者のアンケートには「おしゃれは男女にかかわらず死ぬまで大切だと思う」「おしゃれをすることで生き方まで変わりそう」などの声が寄せられた。

 服部さんは「参加しやすい仕掛けを考えて、地域社会をごちゃまぜにしたい。どうぞお出かけください」と話す。問い合わせは服部さん(080・6652・7017)へ。

人形浄瑠璃描いた絵画、草加市へ寄贈 南あわじ

2018/8/1 05:30神戸新聞NEXT 

https://kobe-np.co.jp/news/awaji/201808/0011498951.shtml

 

 

故谷口紘也さんが描いた淡路人形浄瑠璃の作品。埼玉県の草加市文化会館に寄贈される予定だ=南あわじ市阿万西町
拡大
故谷口紘也さんが描いた淡路人形浄瑠璃の作品。埼玉県の草加市文化会館に寄贈される予定だ=南あわじ市阿万西町

 淡路島の伝統文化や自然などを描き続けてきた洋画家の故谷口紘也さんの妻良子さん(72)=兵庫県南あわじ市=が、淡路人形を描いた紘也さんの作品を、埼玉県草加市草加市文化会館に寄贈する。同会館では毎年、淡路人形座が公演をしており、良子さんは「島外の人にも淡路人形浄瑠璃の魅力を伝えることができれば」と願う。(高田康夫)

 紘也さんは大学で西洋画を学び、淡路島に帰郷して教職へ。1994年に三原高校(現・淡路三原高校)に赴任してからは、淡路人形浄瑠璃の人形の絵を熱心に描いてきた。示現会の会員でもあり、東京にも淡路人形の作品を出品し、風格や気品にあふれた様子を発信してきた。紘也さんが2015年に亡くなった後、良子さんは自宅をギャラリーとして作品を展示。ただ、「もっと多くの人に知ってもらうことが主人の気持ちに添うことになる」と考え、寄贈を決めた。

 同会館での淡路人形座の公演には首都圏から多くの人が訪れる。南あわじ市出身で「東京淡路会」会長を務める山崎大樹館長(71)は「淡路人形浄瑠璃が市民の間でもなじみができている」。作品は会館に常設展示し、紘也さんのプロフィルも添える予定だ。

 寄贈するのは、人形浄瑠璃の演目「生写朝顔日記」に登場する「深雪」を描いた07年の作品で、大きさは80号(縦約1・5メートル、横約1・1メートル)。淡路人形座は同演目の一部の復活公演にも取り組んだことがあり、良子さんは「作品が人形座の活動を後押しすることにもなれば」と期待する。