草加市議会 小川市議の資格要件に疑義ありと調査 /埼玉

http://mainichi.jp/articles/20160609/ddl/k11/010/242000c 毎日新聞

 

草加市の小川利八市議(49)=草加新政議員団=について、同市議会は、議員の要件である市在住の実態に疑義があるとして「資格審査特別委員会」(浅井昌志委員長)を設置、7日に地方自治法100条に基づく権限を委任し調査を始めた。

 

 議会事務局などによると、小川市議は5期目。同市青柳に住んでいたが、今年5月初め、同事務局に本人から「自宅のファクスが使えない状態」と連絡があった。同月下旬、近所への住所変更届や住民票の異動が行われたが、異動先の親族から「議員は住まなくなった」との連絡が入るなどとしたため、市は実態調査のうえ、職権で住民票の登録を消除した。市議は今月改めて市内のアパートを住所地として届けた。

 約1カ月間、住所地が不明だった形で、委員会は関係者から事情を聴くなど調べる。小川市議は6日の特別委で「(個人的な)事情で、青柳の自宅に住めなくなった。幼いころから住んでおり、軽い判断から住所変更届をした。誤解を招かぬよう努める」と弁明している。【武田良敬】

女子児童に蹴り 教諭を減給

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20160514/5302761.html                 

2016年(平成28年)5月17日 NHK NEWSWEB

埼玉県草加市の小学校で担任を務めていた男性教諭が児童の腰を蹴るなどの体罰を繰り返し2人にけがをさせたとして、県教育委員会はこの教諭を減給の懲戒処分にしました。

処分を受けたのは草加市高砂小学校で担任を務めていた45歳の男性教諭です。
教育委員会によりますと、この教諭は去年5月、運動会の練習をしていた6年生の女子児童が運動場の砂や小石を触っていたことから、練習に集中していないとして後ろから児童の腰を蹴ったということです。
この教諭は校長から指導を受けた後も体罰を繰り返し、このうち児童2人が腕にあざができたり口の中を切ったりするなどのけがをしたということです。
教諭は臨時の保護者会ですでに謝罪しているということで「自分の指導がうまくいかず、かっとなった。軽くならたたいてもいいと手が出てしまった」と話しているということです。
教育委員会はこの教諭を13日付けで減給10分の1、3か月の懲戒処分にしました。
教育委員会の関根郁夫教育長は「県民の皆様に深くおわび申し上げます。体罰は決して許されないことを再度確認し、信頼関係に立った教育を推進します」とコメントしています。

草加市、Salesforce App Cloud上にマイナンバーカード交付予約システムを構築

草加市、Salesforce App Cloud上にマイナンバーカード交付予約システムを構築 - クラウド Watch

(2016/4/11 12:39)クラウドwatch

株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は11日、埼玉県草加市が、セールスフォースのアプリ開発プラットフォーム「Salesforce App Cloud」上でマイナンバーカード(個人番号カード)交付予約システムを構築したと発表した。

 2016年1月より開始されたマイナンバーカード交付業務に対し、制度開始直後から短期間で大量の交付が見込まれていたため、大量のマイナンバーカードを効率的に、そして窓口の混乱を抑えながら交付するためには、予約制を採用することが合理的と考えられていた。しかし、そのためには短期間でのシステム構築を行う必要があった上、高いセキュリティ環境という要件もクリアする必要があったという。

 そこで草加市では、同市のマイナンバーカード交付予約システムをApp Cloud上に構築することを選択。約1カ月という短期間での構築を実現した。交付対象者の管理から住民による予約、そしてマイナンバーカードの交付から交付後の完了処理までワンストップで対応可能なため、マイナンバーカードの交付業務が順調に開始できたとのこと。

 また、堅牢かつ柔軟性に優れたセキュリティアーキテクチャを持つApp Cloud上に構築されているので、情報を安全に管理・保管できるとした。

 なお、今回のシステム導入は、セールスフォースのパートナーである株式会社ジーシーシーが担当している。

草加、八潮の消防広域化スタート 現場の隊員増強や救急体制も充実

www.saitama-np.co.jp2016年4月2日(土)埼玉新聞

 草加、八潮両市による消防の広域化が1日スタートし、「草加八潮消防局」が旧草加市消防本部(草加市神明2丁目)に設置された。管轄人口は草加市約24万5千人、八潮市約8万5千人の計約33万人で、県内8番目の規模の消防組織となる。

 管轄面積は約45平方キロメートル。職員数は条例定数331人、実員数は328人。職員実員数では県内7番目の規模。初代消防長には旧草加市消防長の浅井厚紀氏が就任した。

 119番を受信する指令センターは同消防局の発足を見据え、消防救急デジタル無線機能の整備を進めてきた旧八潮市消防本部に設置。広域化後は旧体制と同じ草加市内が1署3分署1ステーション、八潮市内が1署となる。

 広域化に伴い指令センターが統合され市境もなくなるため、災害地点に最も近い緊急車両を出動させることや現場到着時間の短縮が可能に。火災発生直後から必要な部隊数を現場に投入できる。

 高度な資機材の整備や、専門業務に対応できる職員の育成も可能になるほか、総務や予防など事務部門の統合で人員も効率化され、災害現場で活動する隊員を増強できる。広域化後は救急隊が全10隊になり、救急体制も充実する。

 草加八潮消防局の発足記念式典は2日、八潮市の八潮メセナで開催される。

派遣に置き換え進む 小池氏 規制緩和の中止求める

派遣に置き換え進む/小池氏 規制緩和の中止求める  2016年3月31日(木)赤旗新聞

 

 

写真

(写真)質問する小池晃副委員長=29日、参院厚労委

 雇用保険法等改定案が29日の参院本会議で全会一致で可決、成立しました。これに先立つ同日の厚生労働委員会日本共産党小池晃議員は、シルバー人材センターによる派遣事業規制緩和の中止を求めました。

 改定案では、県知事の指定で、シルバー人材センターが行う派遣・職業紹介について労働時間の上限を週20時間から40時間まで緩和します。小池氏は、公務職場からの委託が3割に達し、埼玉県では学童保育指導員など専門的業務まで委託されていると指摘し、派遣への置き換えがさらにすすむ恐れがあると強調しました。

 小池氏が「まず実態調査を」と求めると、塩崎恭久厚労相は「実態把握を実施し、適正な就労環境を確保していく」と答えました。

 小池氏は、安倍首相が請負として行われている「生きがい就労」にも規制緩和が及ぶかのように説明した問題や、国に“運用の範囲内”だと認められたとして埼玉県草加市が上限を週30時間、月15日まで拡大した問題を例に、「誤った理解が広がっているから問題が起きる」とただしました。

 厚労相は、首相発言は「言葉が少し足りなかった。伝えておく」と述べ、厚労省の広畑義久雇用開発部長は、「恒常的に上限を超えて働くのは認めていない。指導を徹底する」と答弁しました。

 

草加での出来事 石鳥弘

平和を願う戦争体験記 「夕焼けはきらいだ」草加文庫より

草加での出来事     石鳥弘 中央一丁目 昭和七年二月八日生

 

 昭和十七年頃の日本軍は破竹の勢いで各地を占領し成果が新聞紙上を賑わしていた。当時私は草加町立草加国民学校(小学校)五年生だった。

 東京都足立区保木間町に高射砲陣地があった。町の人たちは水神の高射砲陣地と呼び親しみを感じていた。

 この部隊は日本一と噂されていた高性能の高射砲(八八式と呼ばれ射程距離一万二千米といわれた八門の砲がスイッチ一つで一斉に火を吹いた)を備え、首都防衛の任にあたっていた。東部第一九〇二部隊第二大隊に属し、昭和十八年十一月二十四日の最初のB29大編隊による本土空襲以来、二十年三月四・十日の東京大空襲まで活躍した高射砲陣地だった。

 当時、兵隊さんが八大車を引いて草加六丁目の商店から食料を調達して兵舎に帰っていく姿は、いつも見慣れた光景であった。旧道と呼ばれている市役所通りの武蔵野銀行草加支店が建っているところに我が家が建っていた。その日は、暑い日の続く夏の昼下がりであったように思う。いつものように八大車の前に二人、後ろに一人の兵隊さんがついて水神に向かっていた。我が家の前を通過するころ、突然後方より大声をあげながら裸で入れ墨をした大男が、日本刀を振りかざして兵隊さんに襲いかかろうとしていた。丸腰の兵隊さんが危ないと子供心に心配しハッとした瞬間、後ろにいた兵隊さんは素早く前に移りなにやら相談した様子、すかさず号令一下、男が右にくれば車を右に、左にくれば左にと旧道をふさぐように車を左右に振って大男を寄せつけない作戦に出た。

 大男が興奮して切りかかっていったのは僅かの時間であった。しかし、大男は車を振られ右に左にと追いかけてくるうちに、足をすくわれ両足を空に向けて転倒し、アスファルト道路に頭を強く打ち脳震とうをおこしアブクを出して気絶してしまった。

 それをみつけた我が家の前の高梨さんの気丈なおばあちゃんは、その大男を自分の家の軒先にひきずって声をかけたりして世話をしてやった。しばらくして気がつき、その大男は照れ臭そうに背を丸めるようにして退散していった。この時すでに八大車も姿をけし、やがて、あたりは何でもなかったように元の静けさを取り戻していた。

 今ではこのおばあちゃんも大男も故人になってしまった。

 この大男は何のため兵隊さんに切りかかったのかは分からないが、長男が戦死したのを恨んで何の関係もない兵隊さんに酒を飲んで襲いかかったのだろうと、この光景を見ていた大人たちがヒソヒソ話をしていた。それが本当だとしたら、この街角でのちょっとした出来事も、この男にとっては戦争がもたらした大きな悲劇ということになるかも知れない。

 

 「東部軍管区情報午前十一時〇分敵機一機南方洋上より房総半島に侵入しつつあり警戒警報発令」四球スーパーラジオといわれた真空管式ラジオから流れるアナウンス。

 数分後不気味な空襲警報発令のサイレンの音、空を見上げているとB29一機が飛行機雲(八千米~一万米に達すると発生する雲)を引きながら悠々と飛来、これを追跡する日本の戦闘機一機、その大きさにカラスと雀ぐらいの違いがあるにしても、期待を裏切りいつになっても追いつけない。やがて東京上空を通過、北東の太平洋上に姿を消す頃、東部軍管区情報が流れ空襲警報が解除。

 十三歳の子供であった私には「なんだ、なんにもしないよ」と機影を追うだけであった。

 ところが、夜になるとB29爆撃機数十機が編隊を組んで首都東京に波状攻撃をかけ焼夷弾の雨を降らせ、一夜に数十万ともいわれている人命が奪われる。昼間の一機は、夜の空襲のための偵察飛行であったのだ。

 そのころ町では、各戸に防空壕という退避壕を作ることが指示され、防空壕を掘ることになった。私の住んでいた場所は、幸手の権現堂の堤防が決壊し、草加町が水没した大水害でも旧道だけが島のようになって水がこなかった程、草加で一番高い所だと聞かされていた。安心して裏庭に穴を掘り始めたころ、意外や意外四、五十センチぐらいからジクジク水が出てくるではないか。浅く掘った穴の周りに杭をたて名ばかしの防空壕を作った。

 昭和二十年五月二十五日夜の大空襲、灯火管制のしかれた真っ暗闇のはずの東京の空がオレンジ色に染まっている。数条の探照灯が機影を照射して捕え、B29目がけて高射砲の猛射、その直後千住方面(四本煙突、通称オバケ煙突)から北の方向にオレンジ色に機体を染めた一機が高度を次第に下げながら飛行、やがて機影は新田あたりで視界からなくなった。あっ、B29がおっこった。新田の方だ、いや、あれは安行だと口々に推量していた大人たち。(B29の墜落場所は草加市新栄町一〇五六中山俊一氏の話によると川口市安行大字吉蔵三六八八木下一夫さんの裏の田圃と脇の畑であったことが分かった)

 翌日母を自転車に乗せ墜落場所へ向かった。数十人の人が見物にきていた。焼け焦げた缶詰が畑に散乱、ふと見ると、焼けてビール瓶のような色になってしまった大男の焼死体、仰向けかうつぶせか分からない。

 私の脇から一人の男が死体を覗き込むように近づいていった、何やら手に持っている様子。死体の頭の(顔)の辺りで、あっヤットコで歯を(金歯だったのか)抜いている。思わず母と顔を見合わせてしまった。ジェラルミンの破片を一つ拾って帰る途中、ふと辺りを見ると農家の人たちが天びん棒を担いで一生懸命行ったり来たりしている。その桶の中を覗くと空色のきれいな液体であった。すぐそばの田圃に落ちた胴体が田圃にめり込み、田圃一面に流れ出て池のようになった航空燃料を他の所に運ぶ光景であった。

 やがて八月十五日終戦を迎え、日本に米軍の進駐が始まったころ、日本軍に撃墜されたB29の搭乗員を手厚く葬り、米軍から感謝状を頂いた記事を読んだことがあった。米兵の歯を抜いた男、鬼畜米英撃ちてしやまん、欲しがりません勝つまではの時代、敵を手く葬った村民。

<安保法成立>憲法改正が先…県内市長も懸念「国民理解なく採決」

2015年9月19日埼玉新聞

http://www.saitama-np.co.jp/news/2015/09/20/03.html

戦後の安全保障政策の一大転換となる安全保障関連法が成立した。国民の理解が十分に進まないままで、今国会での成立には多数が反対する。「違憲」との指摘も根強い安保法の先行きには、県内の市長も懸念を示した。

 さいたま市清水勇人市長は、安保法の成立を「いかなる事態でも国民の命と平和な暮らしが守られるよう、常日頃から隙のない備えをすることは国の最も重要な責務」と評価。その一方で「成立したら終わりではなく、なぜこの法律が必要なのか、どのように平和国家を堅持していくのか、今後も政府には法律の意義について説明に努めてほしい」と注文を付けた。

 今回の可決を「国会のルール上で行われた手続きであり、与党多数の前では致し方ない」とする深谷市の小島進市長は「問題の本質は国民が意見表明できるだけ(法律に対する)理解が深まったのか。与野党とも市民の中に入り、法案の中身を説明し尽くしたのか。国会議事堂とその周辺だけの議論で終始した感は否めない」とみる。

 和光市の松本武洋市長は「国際情勢が変わっていく中で何も変えないわけにはいかない」と安保法の必要性を認めつつも「憲法を改正せず解釈だけで乗り切ろうとするなど本当に大事な部分を議論しない。政治が相手にされなくなる」と苦言を呈した。

 「憲法の解釈を変更して合憲などと言うのは強引だ」と言うのは越谷市高橋努市長。「憲法は政治家を縛るもの。そうでなければ憲法の意味がない。安保関連法を作るなら憲法を変更してからにすべき」と主張する。反対デモは同市内でも行われている。高橋市長は「立場上行動はできないが、デモをする市民の気持ちも分かる」とも。

 与党は平和を守るため、戦争を未然に防ぐための法律と説明するが、蕨市の頼高英雄市長は「日本が攻撃を受けなくても海外で他国の戦闘に参加することになる。他国の戦争に巻き込まれる不安を多くの国民が感じ、私もその懸念を持っている」と心配する。

 17日の参院特別委での採決は混乱と怒号が飛び交い、国民には一体何が行われたのか分からなかった。川口市の奥ノ木信夫市長は「あの採決の仕方はみっともない。見苦しい様子が世界に放送されてしまったのは残念」と話す。

 安保法支持の立場だが「法案が国会を通った後でも(政府は)世論の理解を得られるまで説明を尽くすべき」と指摘。「米国が世界の警察ではなくなり、日本の平和への責任が問われているが国民の理解が深まっていないし、議論がかみ合っていない。原因は安全保障や憲法改正にふたをしてきたこと。封印を解いて議論を深める時だ」と語った。

国民の理解必要/上田清司知事の話

 国の安全保障政策は国民の理解と政府に対する信頼が不可欠である。わが国の安全保障の在り方について、国会での議論が収れんされず、国民の理解が十分に得られないまま採決に至ったことは遺憾。安全保障政策については、与野党の多くが一致し、多くの国民の支持を得られることが望ましい。政府には安全保障政策の必要性について、引き続き国民の理解が得られるよう丁寧に説明を続けてほしい。